ダイヤモンドの基礎知識

ダイヤモンドのカラットについて

ダイヤモンドをはじめ、宝石の重量の単位を表すカラット(ct)は、1カラット0.2グラムと規定されており、国際的にもこの単位が多く使われています。
語源としては、アラビア語のquirrat(デイゴ)か、ギリシャ語のkeration(イナゴマメ)だと言われていて、宝石の重さを表すのに用いられた「デイゴ(イナゴマメ)何粒分の重さですか」という単位が起源だとされています。
ダイヤモンドのカラット数は少なくとも小数点第三位まで計り、四捨五入ではなく八捨九入※として、小数点第二位で表示されるのです。
採取されたダイヤモンドの原石は、研磨、カットされ、市場へと出ていくのですが、ダイヤモンドのカットの際は出来るだけ、ロス分が少なく、美しい輝きが引き出されている職人の技、そして、カラット数が大きければ、取引額も高くなります。
大粒の原石は、優れたダイヤモンドカッターの手により、さらにその価値を高めるのです。
※八捨九入とは「0.998 = 0.99ct、0.999 = 1.00ct、1.008 = 1.00ct、1.009 = 1.01ct」などの0.999ctから 1.008ctは1.00ctと表示されます。